■古代・江戸■
海外の書籍用に描き下ろした作品は以前描いた作品のリメイクが多いのですが、そんな中で唯一、本当の意味での新作となるのがこの作品です。古代エジプトと花魁を融合させたらどうなるのだろう…という事で描いたものです。こちらの作品も色々と水面下に思惑があったりするのですが…全部書くと大変ですので一部だけの解説にとどめたいと思います。ポイントは二つ。煙のヒエログリフと羽織っている着物の柄でしょうか。ヒエログリフは古代エジプトの死者の書から「イアルの野(天国や楽園の意味)で生きるための呪文」を記載しています。花魁家業は過酷でしょうから、せめて死後には素敵な生活が出来ますようにという願いも込めています。羽織っている着物の花模様はツタンカーメン王のチュニックの模様を元にアレンジしました。ファラオの加護がありますように…。当初はツタンカーメン王の妻であるアンケセナーメンの生まれかわりのイメージで考えていたのですが、なかなかうまく表現できずに断念しました。